旧年中は一方ならぬご贔屓を賜りまして、厚く御礼申し上げます。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
さて、お正月、ご家族で「すき焼き」を囲まれた皆様も多かったのでは
ないでしょうか?
うちは関西風、実家は関東風等、作り方も入れる野菜等も様々ですが、
牛肉がなければ始まりません!(笑)
鉄鍋に霜降りのお肉がジューッと音を立てて震え、何とも言えない香りが・・・
もう至福の時間ですよね!
でも、どうして「すき焼き」と呼ぶのでしょうか?
そもそも「すき焼き」の「すき」とは?
これについては諸説あります。
元々、飛鳥時代から仏教が広まった日本では、明治になるまでの千年以上に亘り
食肉は公には禁止されていました。
特に牛は車を引いたり、農作業の労力として大切に扱われていたので、
それを「食する」などは有り得なかったのでしょう。
もっとも鶏や鴨、雀等の鳥類は食する事を許されており、その裏で密かに
猪や兎、鹿なども食されていたようです。
また農作業などの合間に、川魚や固くなった握り飯等を「鋤(すき)」で焼いて食べていた流れで肉も焼いて食べていましたが、
明治に入り牛を焼いて野菜と食する「すき焼き」になった
と言われています。
また、他の説では、肉を剥ぐ様に薄く切る、「剥き身(すきみ)焼き」が「すき焼き」となったとも。
さらには、「鯛すき」「貝すき」と言った関西風の鍋の呼び名から「牛すき」が生まれ、「すき焼き」に至ったなどなど・・・
いずれも「はぁ、なるほど~ッ😃」
と思いながらも今一つはっきりしない「すき焼き」の語源ですが、
幕末の終わりには京都に初のすき焼き屋さんが開業したそうですので、
関西からの発祥は間違いなさそうです。
明治時代、文明開化で肉食解禁となり一気に日本中に広まった「すき焼き」。
今日では、日本を代表する料理「SUKIYAKI」として世界中に知られています。
ハレの日のご馳走、家族団らんの食卓に欠かせない、「すき焼き」。
そんなお話を交えながら頂くのも楽しいですね。
「すき焼き」の「すき」は「好き」 牛肉LOVE💕💕かも知れません😅
いかがでしたか?
次回は
すき焼きの関西風と関東風はどうして違うの?
お楽しみに♪