~ ボルシチ ~
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ロシア料理と言えば、「ボルシチ」と言われる位、有名なお料理ですが、
「シチ」は「щи=シィー」スープを指す言葉で、もともとはウクライナの郷土料理です。
ロシア全土で食べられていて、それぞれの地域や地方で材料や味付けが異なったりと作り方も様々です。
煮込みに最適な和牛のすね肉を使って、作りやすく優しい味わいのボルシチをご紹介します。
ゼラチン質が豊富な和牛すね肉は、長時間煮込むと良い旨味が一杯。
お肉もとろける様に柔らかくなります。
熱々の滋味溢れるボルシチ、寒い冬の日にいかがでしょうか?
~ 材料 (4人分) ~
・和牛スネ肉 ・・・ 300~500g
・砂糖(あればきび砂糖)、塩、胡椒 各少々
・にんにく ・・・ 1~2片
・白ワイン ・・・ 1/2カップ(100ml)
・水 ・・・ 10カップ(2000ml)
・ローリエ ・・・ 1~2枚
・セロリの葉、ハーブの茎等 ・・・ 適宜
・玉ねぎ ・・・ 中1ケ
・セロリ ・・・ 1/4本
・ビーツ(生) ・・・ 小1ケ(約200g)
・トマト ・・・ 小1ケ
・にんじん ・・・ 中1本
・キャベツ ・・・ 5~6枚
・オリーブオイル ・・・ 大さじ2
・塩 ・・・ 小さじ1~2
・胡椒 ・・・ 適量
・ハーブ(ディル、チャービル、イタリアンパセリ等) ・・・ 適宜
・サワークリーム※ ・・・ 適宜
~ つくり方 ~
1. 和牛のすね肉を一口大に切り、砂糖をまぶし、塩、胡椒をする。
2. 1)のすね肉を深鍋に入れ、潰したにんにくも入れて強火で炒め、焼き色が付いたら白ワインを注いで
沸騰したら水を加え、ローリエ、セロリの葉、ハーブの茎を入れて、煮立ったら弱火にしてアクを時々とりながら1~1.5時間位、水量が半量になり、すね肉が柔らかくなる位まで煮る。
3. ビーツは皮をむいて千切りに、玉ねぎは薄切り、にんじん、セロリは3~5cmの長細い乱切り、トマトは1cm位のダイスに、キャベツは3cm位のざく切りにする。
4. フライパンにオリーブオイルを入れて熱し、3)の玉ねぎ、セロリをしんなりなるまで中火で炒め、次にビーツ、トマト、にんじんを入れてさらに炒める。
5. 2)の鍋に4)の炒めた野菜、キャベツを加えて、10~15分位煮込み、塩、胡椒で味を調える。
5. 器に盛り、ハーブを散らし、好みでサワークリームを添え、混ぜながら頂く。
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・ウクライナ風はインゲン豆やひよこ豆等が入ったり、モスクワではじゃがいも入り、他の地方ではお野菜だけ等あるので身近なお野菜(大根、蕪等)を加えても楽しいですね。
・サワークリームを混ぜてピンクにして頂きますが、独特の酸味が苦手な方のために別に添えて頂く時に銘々好みで加えても良いでしょう。
・お肉にきび砂糖をまぶすのは、塩がお肉に入りやすくするため、砂糖で焼き色が早くつく、砂糖の作用でたんぱく質が柔らかくなる
・・・等の意味があります。魔法のひとつまみですね。
*ロシアのサワークリーム(スメタナ)は、生クリームとギリシャヨーグルトを同量混ぜた様な優しい酸味です。
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